イタリア、レッジョエミリアより
現在、イタリアはレッジョエミリア地方のパルマに仕事で訪問中です。
毎夏沖縄で行われるりっかりっかフェスティバルという児童劇の祭典があります。
そのフェスティバルとイタリアのカンパニア・ロディシオの協働プロジェクトに役者としてお仕事をいただきました。
パルマはパルマの生ハムやパルミジャーノチーズで有名なだけあって、ご飯のクオリティーが高い!
パルマの街自体はこじんまりとしていて、どこへでも歩ける距離。ドゥオモが町のど真ん中にあって沢山の教会や歴史的建物があり、クリスマスもあって雰囲気はとても素敵です。
そんなパルマにこれから3週間稽古をしてロミオとジュリエットの児童劇を作ります。
テアトロ・デッレ・ブリチオーレという公園の中にある劇場で稽古があるのですが、ここの劇場、児童劇に特化しているんです。
さすがレッジョエミリアがその教育方針で世界的に有名になっただけあって、子どもへの文化のレベルも高い!
劇場は古い建物の中にスタジオ、小劇場、大劇場と3つのスペースがあります。
児童劇のためだけの劇場でここまで素晴らしい設備があるのは世界的に見ても数が少ないのではと思うくらいです。
18世紀に建てられた劇場の建物の中へ入ると、オリーブの木がロビーの真ん中にまるで盆栽のように置いてあり、子どもの文化的成長を象徴しているようです。
今はコロナ中で毎日開いていませんが、毎週末、何かしらの催し物が開かれて、子どもと大人が集まって、芝居を見たり、公園でのんびりしたりする、憩いの場所であること、間違いありません。
どんなロミオとジュリエットになるのか、とても楽しみです。
Takeshi