幼稚園・保育園向けグローバルワークショップ

【子どものための世界の表現あそび】

新しい時代を生きる幼児期の子どものための教育プログラム

Creative Kids Academyは、Body Synergy Japan が主催する、

2020年からスタートしたアート教育の活動です。

海外のアーティストによるクリエイティブなあそびのアイディアをもとに、Creative Kids Academyが対面型のワークショップをデザイン。

全国の幼稚園・保育園・スタジオにて、カラダをいっぱい使った表現あそびを提案し、子どもたちといっしょに豊かな創造の時間を過ごします。学童期につながる学力と、書きことばのために大事なこと…それは、幼児期ならではの表現活動を通して、子どもたちがそれぞれのイメージを膨らませ、思い思いに表現し、伝えあう経験をくり返すこと。

そのプロセスの中で、対話を楽しめる子どもたちは、年齢や時代、文化や宗教さえも超えて、これからの社会の変化や多様性を受け入れられるようになります。幼い頃からクリエイティブでグローバルなマインドを持つことは、どんな時も、どこへ行っても、仲間と共にあたらしい社会を創っていくことを可能にすると、私たちBody Synergy Japanは信じています。

グローバルワークショップ概要

グローバルワークショップは、ポストコロナの日本で生きる子どもたちのための、クリエイティブでグローバルな表現活動のプログラムです。これまでもAI時代や100年時代に向けた課題は常に語られてきました。しかし、パンデミックによりこんなにも早く、”自分の正解は自分で創るしかない時代”がやってくるとは、誰にも予想がつかなかったことです。

私たちBody Synergy Japanは、そんなこれからの時代を生きる子どもたちに、アートを通した『生きる練習』としてのプログラムを提供します。

自分という存在を徹底的に探求する時間。仲間といっしょに楽しさやアイディアを共有する体験。そして、自分たちには何かを生み出すことができるという自信や確信。幼児期だからこそ重ねてほしいこうした経験のためにデザインされました。体験したモニターの幼稚園やスタジオからも高い評価を受ける、Body Synergy Japanオリジナルのプログラムです。

大切な幼児期におくるプログラム

幼児期に大切なのは、表現になる前の、「表出」の時間をできるだけ多く過ごすこと。それは、自分の中に広がる感覚やイメージ、湧き上がる感情をただただ感じ、楽しみ、探求する時間。

それを可能にするのが、「アート教育」です。こうした経験が多ければ多いほど、子どもの表現するチカラは深まり、やがてそれは、自己発見や豊かなことば、自分の考えをまとめるチカラなどの学童期の土台になります。また、このプログラムでは、「アート教育」に加え、「グローバル教育」の要素にも注目。子どもの世界の広がりも目的としています。

クリエイティブに、そしてグローバルに、自分とはちがう考えを持つ仲間と共に、自らの答えを創造しながら生きていくことを”疑似体験”できるプログラムです。

Art教育×Global教育について

アート教育について

私たちが考えるアート教育とは、”アートをツールとした教育”のことです。アート教育では、体感・体験を通し、自分の感情、感覚、思考を深く探求することができます。それと同時に、自分とは異なった考えを持つ他者と恊働して生きていくことを”疑似体験”させてくれるような要素があります。

「アートはアートの才能がある人のためのもの」という考え方から、「自分や、他者や、世の中を理解するためのもの」として、誰もが気楽に、楽しみながら、それでいて深い感動をもたらす人間教育のとてもパワフルなツールであると捉えなおしたら？

個人の、そして社会レベルの課題を解決するために、自分たちの正解は自分たちでクリエイトする。そんな、これからの時代に必要不可欠なチカラがクリエイティビティであり、アート教育はそのチカラを育むことを可能にすると考えています。

グローバル教育について

グローバルとは、自分とは異なる文化を持つ他者とのコミュニケーションだと考えています。グローバルワークショップでは、3組の海外のアーティストが登場します。彼らの国、そして文化に触れることで、日本から遠く離れた世界にも思いを馳せる好奇心を刺激します。

今回紹介するのは、デンマーク、アルゼンチン、タイの3カ国です。母国語ではない英語を話す彼らからは、それぞれの国のアクセントが感じられます。英語教育では一般的に、ネイティブの発音が望ましいとされているでしょう。

しかしながら、本来英語とは、異なる言語を持つ私たちが、お互いを知ろうとし、歩み寄るために取り組んできた手段なのではないでしょうか。そんなコミュニケーションのための手段としての英語を、肌で感じられる貴重な機会です。自分とは異なる文化に触れることで、多様性を豊かに育みます。

 ワークショップのようす

デンマーク、アルゼンチン、タイの児童劇のアーティストと、
Body Synergy Japanが共同で開発した全3回の表現あそびのプログラムです。
アーティストごとに内容は異なり、各回およそ1〜2時間を予定しています。

解説：グローバルワークショップとは

グローバルワークショップ　タイ編の様子　

海外アーティスト動画とあそび

1.国に関する動画

このプログラムを体験する日本の子どもたちのためだけにつくられた動画を視聴します。

その国に住んでいるからこそ届けられるローカルな景色を、アーティスト本人のコメントとともに英語で紹介します。（例：アルゼンチンより）

2.作品鑑賞

児童劇のアーティストとして世界中で活躍する彼らの作品を鑑賞します。
(例：デンマークより)

3.あそびの提案

アーティスト自身が作品創りのプロセスの中で使っているアイディアを、あそびのアイディアとして日本の子どもたちに提案します。

(例：タイより)

Body Synergy Japanオリジナルの全身を使った表現あそび

子どもたちの動きを観察すると、歌いながら絵を描いたり、踊りながら歩いたりする姿は、ごくごくあそびの中では自然なように感じます。しかし、普段のカリキュラムの中では、工作、歌、ダンス、体操、お遊戯など、ジャンルを分けざるを得ない状況にあるのではないでしょうか。

また、カラダあそびに関しては、ダンスや体操として決まった振付を上手に踊ることや、正しく動くことが求められる傾向があるように思います。けれども、Creative Kids Academyは、子どもたちの中から出てくるクリエイティブな動きを大切にしています。

工作もカラダあそびも行ったり来たりしながら、ジャンルを超えた表現あそびの時間が体験できるのは、Creative Kids Acadmyならではのスタイルです。

そんな全国の幼稚園、保育園、スタジオに通う、5歳児（年長クラス）の子どもたちのためのプログラムです。（例：神奈川県モニター園にて）

これまでのプログラム

  • おうちの中を冒険してみよう！

    ADVENTURE

    「おうちの中を冒険してみよう！」そんなアーティストからの提案を元に、いろいろな『進み方』を実験します。ジグザグ道やクネクネ道を転がったり、ジャンプしたり、爪先立ちになったりしながら、カラダを自由に使ってできるだけオモシロイ方法で進んでいきます。ふだん見慣れたはずの教室が、冒険の舞台になるあそびです。

    【講師：アルゼンチン／Teatro al Vacío(テアトロ・アルヴァシオ】
    ミニマルな舞台装置の中で繰り広げられる、身体のパフォーマンス。これまでに世界各国での上演に加え、病院、学校、フェスティバルなどで、子どもたちのためのワークショップを開催してきました。アシテジ(国際児童青少年舞台芸術協会)の一員として、子どもたちや青少年のための創作活動へのアドバイスや支援も行っています。2017年には、彼らの作品「PULSAR theater」が、アルゼンチンにおける最優秀海外ショーに与えられるATINA賞を受賞しました。

    WEB：https://www.teatroalvacio.com/
    動画：https://vimeo.com/178286258

  • I believe I can fly

    「羽ばたき」をテーマに、影絵でパフォーマンスをするあそびです。 蝶のモチーフを画用紙に描き、羽ばたくパペットをつくります。できあがったパペットを自分で操りながら、思い思いの物語を影絵で表現します。工作から、カラダを使ったパフォーマンスへの、ジャンルを超えた発展的なあそびです。

    【講師：タイ／Puppets by Jae(パペッツ バイ ジェイ)】
    自身で人形の製作から、上演までを行うパペットマスター。おとぎ話や絵本などの物語にある社会問題から、その解釈をメッセージとして届けています。アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)からの助成を受け、アメリカのコネチカット大学でのパフォーマンスのほか、自身が所属する人形劇のカンパニーにて世界各国での上演経験を持っています。

    Instagram：https://www.instagram.com/jaesirikarn/?hl=ja
    動画：https://www.youtube.com/watch?v=4-nPivHgCFk

  • You Are Here

    You Are Here

    シアター・マダム・バッハの最新作『You are Her』をインスピレーションにしたあそびです。「自分だけの道」をテーマに、ポップアップカードをつくります。はじめに「自分が住んでいる場所」、次に「自分が心から行きたい場所」、そして「その途中に見えるもの」の3つの特別な場所を描きます。できたポップアップカードを並べて、自分のカラダを使いながら、まるで本当の旅に出るように、その道のりを全身で味わいます。

    【講師：デンマーク／Theatre Madam Bach(シアター・マダム・バッハ)】
    デンマークのOdderに自身の劇場を構え、音楽のライブパフォーマンスと共に、様々な道具、言葉といった、子どもたちの感覚を刺激する作品を創作しています。これまでに42カ国で上演され、そのパフォーマンスおよびアートプロジェクトは、世界中で高い評価を受けています。日本とデンマークの外交関係樹立150周年記念には、デンマークを代表する児童劇団として日本へも招聘されました。

    WEB：https://www.madambach.com/
    動画：https://youtu.be/NA1Ck1tWQMs

モニター園の声

  • “想像力の凄さ”

    “子どもたちの想像力の凄さに感動しました！このプログラムの良い点は、障がいのある子もない子も生き生きと自分なりの表現をし楽しんでいるところです。“

    【ひかり幼稚園 園長】

  • “世界は広く身近である”

    この感覚を幼児期に得ることは、国を超えて豊かな人間関係を築く基礎になると思います。 いつもと違う言語に想像力を刺激され、瞑想の時間にイマジネーションを深め、そして自分の世界へと昇華していく。短時間でもその行程を体験することで、想像力で世界中を旅することを体感出来ます。

    【みず文庫 よしもとみか様】

  • “Open Mindedの今だからこそ”

    出会うものすべてが新鮮で、柔らかくしなやかに心を開いていく今だからこそ、子どもたちにはたくさんのホンモノに触れてほしい。世界のアーティストから届く自由で創造的な「楽しく生きるためのヒント」は、子どもたちの冒険心を膨らませ、未知との出会いを楽しむ姿につながりました。自己との相違をあたりまえに楽しむ。Open Mindedの今だからこそ、たくさんの子どもたちに体験してほしいプログラムです。

    【玉川学園幼稚部 部長】

Creative Kids Academyについて

Creative Kids Acadmyとは、日本の子どもたちの豊かな創造性とグローバルな感覚を育むための《アート教育》の普及を目指す事業です。

4歳から9歳を対象としたクリエイティブなプログラムや、アート教育の必要性を深く理解するための、保護者や指導者に向けたプログラムを展開し、日本各地や海外に住む数多くの日本人の親子や教育者より高い支持を受けています。

『グローバルワークショップ』は、2021 / 2022年にオンラインにてのみ開催してきました。パンデミックで一切の芸術活動を断たれてしまった日本の子どもたちのために、世界中の児童劇アーティストをゲストとして招き、日本、そして世界に住む親子向けにオンラインワークショップを提供してきています。ゲストアーティストはこれまでに延べ8カ国、12アーティストにのぼります。

今後は、このアーティストたちとのクリエイティブでグローバルなつながりを、日本全国の教育・保育現場にもお届けしていきます。

代表プロフィール

玉川さやか

ダンスアーティスト(東京在住)
玉川大学芸術学部・幼稚部非常勤講師

Laban Center London 学士号（BA Hons)、修士号(MA in Choreography)

2001年より自身が主宰するダンスカンパニーSynapseの振付家、ダンサーとして活動。国内外で培ったダンスアーティストとしての経験を活かし、企業や大学、都内各地の保育園・幼稚園・小学校などで様々なクリエイティブプログラムやワークショップを実践。2020年よりCreative Kids Academyを主宰。

活動実績

2012年 Body Synergy Japanとして明治大学法学部にてワークショップ

2013年 明治大学リベラルアーツ研究所 客員研究員(2016年まで)

2015年 子ども向けクラス「Body Synergy Kids」スタート

2016年 Body Synergy International Workshop Vol. 1 Tom Goodwin(イギリス)

2017年 Body Synergy International Workshop Vol. 2 David Thomas France(アメリカ)

2018年 Body Synergy International Workshop Vol. 3 小林あや、松本武士(イギリス)

2019年 Body Synergy International Workshop Vol. 4 Segni Mossi(イタリア)

2020年 Creative Kids Academy設立

     親子向けクラス「クリエイティブラボ」スタート

2021年 保護者・教育者向けクラス「ペアレンツラボ」スタート

     海外アーティストによる「グローバルワークショップ」スタート、計8カ国12アーティスト     参加

2022年 幼稚園における対面型「グローバルワークショップ」スタート

     公益財団法人  東京都中小企業振興公社 令和4年度第1回創業助成事業 採択

プログラム

全年3回　1回　60分～120分

第1回　「AN ADVENTURE」アルゼンチン
Teatro al Vacío (テアトロ・アルヴァシオ)

第2回 「I believe I can fly」タイ
Puppets by Jae (パペッツ バイ ジェイ)

第3回 「You Are Here」デンマーク
Theatre Madam Bach (シアター・マダム・バッハ)

※1クラス35名まで
※1日2回まで開催可
※国内各地、出張可

ひびき合うイメージと広がる世界
学童期へつなげることばと未来の創造力を育てます

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