アーティストとして子どもに伝えたい大切なこと

アートで日本の親子と世界を繋ぎ

『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る

CREATIVE KIDS ACADEMYの松本武士です




アーティストとして、


先生として、


人として、


子どもと関わる時に

とても大切にしている事があります。



2016年の冬に母の友人から教えてもらった



タイにある無国籍の子ども達のための学校、虹の学校へ初めてボランティアに行きました。



イギリスに住んでいたり仕事をいただいたりで海外経験はありましたが、

虹の学校への訪問はカルチャーショックでとても大切な事を教わりました。



学校へ到着した初日、夕方だったので子ども達が夕食の準備をする所だったのですが、

食料がないので取りに行こうと言う事になりました。



なんと、向かった先は学校の近くの沼。



そこに生えているハスの茎をみんなで収穫して夕飯のおかずにしようと言うことになりました。



沼に着くなり子ども達は飛び込んでどんどんと収穫。夕食は歯ごたえの良いハスの茎とご飯でした。




翌朝も5時半に起きて朝の集会をした後、薪を割ったり、火をつけ朝食を作って、そして育てている野菜に水を与えたり自分が振り分けられた仕事を5歳くらいの子ども達がやっているのです。






自由時間なども野原に出ると、食べられる実を教えてくれたり、川に行くと自分で魚を収穫して調理して食べるのです。






初めの訪問は2週間弱の滞在でしたが、



その子ども達の生きる知恵を獲得している事、



生きる事に精一杯である事、自然を熟知して共に生きている事に、



都会で育った自分の背景と比べ、



なんて強い子ども達なのだろう、



そして自分はなんて無力なんだろうと思ったのです。






この子ども達は無国籍。






無国籍というのは、国籍がなく社会保障などが受けられない状況を生きている大変な問題なのです。






学校にも行けない。

病院にも行けない。

就職もできない。






そんな事実を知った時、自分の生まれた環境がどれだけ恵まれて幸せだったか、改めて突きつけられました。


自分には失うものはない




実は沢山のチャンスに囲まれて生きている



それならそれを使って次の世代を担う子ども達に貢献したい



そんな強い感情が湧いてきました。


いのちがある素晴らしさ

そして自分の人生を自分らしく楽しく生き抜く



当たり前のことだけれど、おとなになるにつれ忘れがちになってしまいます。



だから、まずは子ども達に

自分らしさを最大限に引き出して、

魂も心もカラダもイキイキと幸せに生きて欲しい、



そんな思いで子どもとのワークに関わらせていただいています。



海外に住むアーティストとして、


虹の学校の子どもの里親になって、


そしてクリエイティブキッズアカデミーの子どもたちおとなたちへ沢山アート教育を提供して、


これからの未来を担う子どもたちのサポートを沢山していきたいです。

よろしくお願いいたします。

虹の学校はいつでも里親さんを募集しています。

ウェブサイトにも遊びに行ってみてください!

https://www.rainbowschoolthailand.com/ja/main/

Takeshi

里子のドソシ君と

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