わたしたち大人が子どもたちから奪っているもの
こんにちは!
アートで日本の親子と世界をつなぎ
《正解のない時代》を生きる子どもたちの土台を創る
Creative Kids Academyのサンダークリフさやかです。
1960年代にイタリアのレッジョ・エミリア市で誕生した、今なお世界中から注目を集める幼児教育レッジョ・エミリア・アプローチ。今日はその生みの親である、ローリス・マラグッツィの詩をみなさんにお届けします。
ぜひこれを読んで、私たちおとなが子どもたちから奪っているもの、
私たちが子どもの頃におとなから奪われたものについて、
考えてみてください。
そして、私たちが子どもの頃に失ったものを、私たちの子どもたちが失わなくて済むよう、
いっしょに学び、変えていきましょう。
『でも、100はある。』ローリス・マラグッツィ、田辺敬子訳
子どもには
100通りある。子どもには
100の言葉
100の手
100の考え
100の考え方遊び方や話し方
100いつでも100の
聞き方
驚き方、愛し方歌ったり、理解するのに
100の喜び発見するのに
100の世界発明するのに
100の世界夢見るのに
100の世界がある。子どもには
100の言葉
がある(それからもっともっともっと)
けれど九十九は奪われる。
学校や文化が
頭と体をバラバラにする。そして子どもに言う
手を使わずに考えなさい
頭をつかわずにやりなさい
話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい愛したり驚いたりは
復活祭とクリスマスだけ。そして子どもに言う
目の前にある世界を発見しなさい
そして100のうち
九十九を奪ってしまう。遊びと仕事
現実と空想
科学と想像
空と大地
道理と夢は一緒にならない
ものだと。つまり100なんかないと言う。
子どもは言う
でも、100はある。
いかがでしたか?
私はこれを読んでいて、なんだか苦しくなるような気持ちから、99を奪う大人になってはならない!という強い決心と、自分の子ども時代にもあたりまえに起こっていたことなんだ、という子ども時代への理解とがぐるぐるします。
そして、最後に子どもが「でも、100はある!!」とおそらく大人の目をまっすぐに見て反抗する声に、勇気と希望、そして守りたい!!と言う熱い想いがこみ上げてきます。
気になる方はぜひこの本を手に取ってみてくださいね。
11月のペアレンツラボの募集、いよいよ明日開始です!
コースの中ではこの詩を読んで、何を感じたか、何を学ぶのか、みんなでディスカッションをしたりもします。
11月は火曜日クラス、土曜日クラス、各【3名様のみ】の枠になります。
少人数で、じっくり、丁寧に、対話的に学べるコースです。
個別相談であなたの子育てのお悩み、あなたの子育ての先の夢、そしてこのコースがあなたに合っているかどうかについてゆっくりお話しいたしましょう。お待ちしています!!詳しくは明日公開のいたします。
Sayaka