Body Synergy International Workshop Vol.3

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今年で3回目となる、Body Synergy International Workshop!今年は、イギリス ロンドンでダンスアーティストとして活躍するお二人をお呼びしました(松本武士さんと小林あやさんのプロフィールはこちらの記事をご覧ください)。
日本人でありながら、イギリスでダンスを学び、長年プロのダンスアーティストととして第一線で活動されているお二人の、身体・ムーブメントに対する理解や知識、選ぶ言葉、参加者の皆様とのコミュニケーションの取り方、そして洗練された身体の動きは、私たちにとってとても刺激的でいつもと違った角度から身体・ムーブメントと関わる機会となりました。

”Objects, Embodiment and Conversation 物体・体現・対話”をテーマとしたワークショップ。身近にある様々な物体を実際に観察し、またイメージを使いながら、その物体の動きのメカニズムや特徴をヒントに、動きの可能性を広げていきます。
例えば、伸縮ボールというおもちゃの動きをヒントに、呼吸をしてみたり、それと共に関節を折りたたんだり伸ばしたりすることで、ムーブメントを生み出すワーク。そこから、パートナーを組み、相手の呼吸の動きを感じる/聴くワークに進展していき、伸縮ボールを観察するところから、パートナー、グループと動くコンタクトワークへと発展していきました。コンタクトワークと言っても、体重を支えあうようなコンタクトインプロのスタイルだけではなく、様々なクオリティの「触れる」を体験しました。そのうちの一つが、象の鼻。匂いを嗅ぐ、水を吸い上げる、重いものを持ち上げる、ピーナッツのような小さなものを摘む、子象をガイドする、など様々な役割を持つ象の鼻は、その用途に応じて様々なクオリティの動きを持ち合わせています。そのイメージを持って、母象が子象を安全な場所にガイドするように、優しく安心感のあるタッチでパートナーをガイドします。

お二人のワークショップで、素敵だなと思ったことは、明確なイメージを持って動くこと。それは、物体のフォルムを忠実に真似る事だけではなく、その物体の持つ動きの特徴や、その動きに伴うクオリティ、あるいはそこから自然に出てくる感情も含めてイメージすることで、ムーブメントが機械的なものではなく生きた動きになっていくのだということ。それが当然のこととして動いているお二人のダンスは、見ていて心地よく参加者のみなさんもその世界観に引き込まれておりました。

さて、9月から通常通り、月1回のワークショップ開催してまいります。スケジュールはこちら!Body Synergyの活動に興味のある方、どなたでもご参加いただけます。お問い合わせフォームよりお問い合わせ・ご予約ください!