《子どもの個性》どのくらい尊重できているだろう?
こんにちは!
〜アートで日本の親子を世界と繋ぐ〜Creative Kids Academy 主宰のSayakaです。
ちょっと難しい問いになりますが…
みなさんは、《子どもの個性》を尊重できている、と感じますか?
子どもの個性を尊重することは、
子育てにおいても、教育においても、とても重要なことで、
特に私たちCreative Kids Academy が重要視していることです。
しかし、そんな私にも大変な失敗談があります!
今日はその私の失敗から、みなさんにも、本当の意味での
《子どもの個性》の尊重について
一緒に考えていただけたら嬉しいです。
2019年の夏、イタリアのSegni Mossiお二人がお嬢さんお連れて来日してくださった時のこと。
当時9歳だった娘さんはとってもシャイでした。
レストランに行っても、我が家で一緒に朝ごはんを食べても、
「何が食べたい?」「どれが食べたい?」と聞いても、なかなか答えられないのです。
モジモジして、ずっと恥ずかしそうに黙っています。
そんな彼女を見て、「かわいそうに、初めての日本で緊張しているんだな」
と思った私は、彼女を気遣って
”Don’t hesitate!” (「遠慮しないでいいのよ!」)
と彼女がモジモジする度に声をかけていました。
すると…
「この子に遠慮するなともう言わないで。
もしこの子が遠慮しなくなったらこの子じゃなくなってしまうから!」
とお母様であるシモーナがとても真剣な表情で私に言ったのです!
私はもうびっくりしてしまって、すぐには言葉が返せなかったほど。
頭をガツン!と殴られたような衝撃でした。
「そうか!モジモジする、ということも、この子を作っている大切な要素なんだ!!」
まったく新しい価値との出会いでした。
この時私は『子どもの個性を尊重する』ことの
本当の意味を初めて知ったような気がします。
イタリアのレッジョ・エミリアの教育哲学の要素の一つに
子どものイメージ、子どものアイデンティティと権利の保障
があります。それがこのエピソードに反映されていたと思います。
モジモジしている=遠慮しているに違いない⇨かわいそうだから遠慮しなくていいよと言う
日本人の私としては、親切心からかけた言葉でしたが、
これはイタリアの教育者であるシモーナからすると、
娘さんのアイデンティティを否定したように見えたのでしょう。
子どもの教育に携わる者として、本当に大きな学びをいただきました。
このことは一生忘れないと思っています!
いかがですか?みなさんはこのエピソードについてどんなことを感じますか??
もう一度最初の問いに戻ります。
みなさんは、《子どもの個性》を本当の意味で尊重できていますか?
アーティスト/教育者としてだけでなく、
ひとりの母親としても大切なことに気づかせてくれたシモーナ。
6月のワークショップに参加してくださるみなさんには、
是非彼女の子育て観にも触れていただきたいと思っています。
子育ての世界、子どもとの関わり方がぐっと広がる素晴らしいチャンスです!
6月19日(土) 17:00−20:00
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Sayaka