知りたい?オンラインのメリットとデメリット!

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こんにちは!

アートで日本の親子と世界をつなぎ《正解のない時代》を生きる子どもたちの土台を創るCreative Kids Academyのサンダークリフさやかです。

コロナワクチンの副反応がばっちり出てしまい、数日ダウンしていました。遅くなりましたが、今日から私のブログも投稿していきます!

今日はオンラインのメリットとデメリットについて書いてみようと思います。

Creative Kids Academy は今のところすべてオンラインのプログラムです。まだまだ新しいこのオンラインというツール、賛否両論ありますが、私たちが1年半試行錯誤、毎週親子とのクラスをやってきたなかで見えてきたことを書いていきます。

もともと私たちがオンラインではじめた理由は、とにかくこのコロナ禍の《子どもたちの学びを止めないこと》です。おとなにとってはたった数年でも、子どもにとっては一日一日が大切な成長の過程。そんな中、コロナが収まったら、とか、感染者数が落ち着いているときだけ開催、というスタンスでは、子どもの成長に大きな影響があると感じたからです。

「とにかく使えるものは使って、なんとかしなきゃ!」というのがはじまりですが、今ではオンラインのいいところ、オンラインではやっぱり足りないことがハッキリと見えてきました。

それではオンラインのメリット、デメリットいっしょに見ていきましょう!

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《メリット》

①慣れ親しんだ空間でリラックスしてのびのびと

『場所見知り』なんていう言葉もあるくらい、子どもにとっては慣れない場所に行くこと自体ストレスになることもあります。特に表現系のワークショップは、自分から発信するという点で、普段いっしょに時間を過ごさない人たちと参加するハードルの高さが子どもたちにはあったりします。

Creative Kids Academyはおうちで、しかも、お母さん、お父さんとご参加いただくので、家族とたのしい時間を過ごせるのは、たくさんの子どもたちにとって表現やアートの世界に気軽に、安心して触れられる大きなきっかけになっているようです。

私は幼稚園でも教えていますが、実際に幼稚園で会っている時には恥ずかしくて何もできない子が、オンラインの授業のときにはうれしそうに、たのしく踊っている、なんていう場面もありますよ!

②空間的しばりがなくなり、日本中、世界中から参加できる

わたしたちは毎月ワークショップも開催していますが、毎月参加してくださるご家族も増えてきました。コロナ前は対面でのワークショップでしたから、どうしても東京、もしくは関東の方のみのご参加だったのが、今では日本全国、そして海外に暮らしているご家族までご参加いただいています。これは対面の頃は想像もつかなかったこと!

③毎月いろいろな国のアーティストに出会える

共同代表のTakeshi先生だって、毎週、毎月、ロンドンから参加しています!そして毎月のゲストもアルゼンチン、インド、イタリア、デンマーク、イギリス、フィンランドと本当にいろいろな国からお招きしています。これも対面の頃には(金銭的にも)絶対に叶わなかったこと!

④子どもの成長や学びの様子がすぐそばで見られるようになった!

コロナ前は、勉強や学びは学校や習いごとで、という意識が強かったと思うのですが、コロナ禍になって、働き方も変わったり、子どもたちがもっとおうちにいるようになって、子どもたちの学びがよく見えるようになってきました。

すると、知識意外にその子の人としての土台を育む大切さに気づかされます。この子は何が好きで、何が嫌いで、どんなことに興味があって、どんなことに違和感があるのか…

特に私たちのプログラムはアートをとおして学ぶプログラムなので、親子の上下の力関係がフラットになり、対等な立場でお子さんを見ることができます。そうすることで、お子さんを新たに知る機会になり、この子にはどんな学びが必要なんだろう?と考えるきっかけになっているようです。

⑤学びのオプションが増えた

コロナだから、を理由に止まらなくてすむ!これは成長の過程においてとても大切なこと。そして、私たちのケースでいうならば、前までアート教育を取り入れることができていなかったご家庭が、オンラインのおかげでアート教育と出会い、親子関係が180度変わり、お子さんの様子も1年間で劇的に変わったというご家庭もあります。

対面だったらアート教育が受けられる環境がなくても、オンラインなら受けられる。そういう意味で学びのオプションが大きく広がったと言えますね。

⑥オンラインでも絆を深めることができる!

これは週1回のクラスでしか叶わないことですが、毎週クラスで会っているメンバーの絆の深さは目を見張るものがあります。実際、今のクラスのメンバーはお互いにまったく対面ではお会いしたことがないにも関わらず、異年齢の子どもたちとお母さんたちが、お互いを深く知り、尊敬し、とてもいい空気が流れています。

お互いが生活の一部なのです。

これこそアートのチカラだと思います。離れていても、アートをシェアすることで、それぞれの気持ちや考え方を無理なくシェアできる環境なので、対面で2時間ただお話しするより、グッと関係性が深くなるのです。ぜひこれは新しい関係性の築き方として、偏見を持たず、みなさんに体験していただきたい新しいコミュニティの在り方のひとつです!

《デメリット》

①作品をシェアすることのむずかしさ

例えば絵を描いているときも、同じ空間にいれば、となりの子がどんなことをやっているかチラッと見ることができます。このチラッ、は創作過程でとても重要です。自分とはちがう他の人のアイディアに触れることで、刺激を受け、自分の作品や考え方がどんどんふくらむからです!

わたしたちの場合は『ワークショップは海外のアーティストや、彼らの世界に触れること』とシェアすることよりも刺激を受ける時間、とわりきっています。

それに対して、週1回のクラスではアプリをつかって作品のきれいな写真を撮り、LINEに乗せておたがいの作品の鑑賞をじっくりして、意見交換をしたり、質問をしたりして長い時間を過ごしています。

②おたがいの息づかいが感じられない

対面でしか伝わらない人の魅力や雰囲気は、やはりオンラインでは同じようには感じられません。言葉や表情以外にも、その人の魅力を感じる要素ってたくさんあって、それが対面でしかない良さだと思います。特にライブパフォーマンスなどはやはりオンラインと対面とでは比べものになりませんし、残念ながらライブの意味はほぼゼロだと思います…

また、子どもの微妙な表情が読めないのがネックになることがあります。その日にどんなことを抱えてクラスにやってくるかわからないので、一旦子どもが不機嫌になってしまうと、何が原因なのか、どう対処するのが適切なのかの判断が、対面のときほどスムーズにいきません。こういうときも、お母さまがいっしょに参加していることのたいせつさを感じます。

あとは、画面のそとに出てしまうと何が起きているのかわからなくなってしまうのが本当に難しいところ…

保護者の方とわたしたちとの強い連携のなかで、質の高い学びが可能になっています。

③ネット環境やデバイスによって、学びの質が左右されてしまう

やはり回線が弱く、とぎれとぎれになってしまったり、パソコンが使えずスマホの小さな画面での参加となると、子どもたちの集中力は格段に下がってしまいます。これは各ご家庭で解決しなければならないオンラインの大きな壁です。

④おうちの環境を整えなければならない

「うちの中が散らかってるので!」という方多いです!私もとても気にして片づけています。やはりおうちの中が丸見えにはなりますから、片づけは必須ですし、それ以上に子どもたちがクリエイティブな発想をしたり、集中するには散らかっていてはできません。ここも面倒くさい、と思ってしまうとハードルになります。でも!この際一部屋だけでもスッキリさせちゃうのはオススメですよ!本当に子どものあそびの質が上がるので!

⑤目が疲れる

やはりワークショップでも90分が限界です。オンラインはオンライン用の特別な集中力が必要です。これはおとなであっても疲れてしまいますし、特に成長中の子どもにはあまり長い間パソコン画面を見せるのは控えたいものです。ですから立て続けにいろいろなオンラインクラスやワークショップをはしごする、というのはあまりオススメできません。

いかがでしたか?

まだまだオンラインに対する苦手意識が一般的にあるなか、オンラインならではの良さも知っていただけましたか?私もパフォーミングアーツ(舞台芸術)の人間ですから、人と人とが同じ空間の中にいることでしか叶わない感動を求めてこれまで生きてきました。

だから!!

今いちばんやりたいことは、生徒さん全員に会うこと!!!!!!!

だけれども、オンラインは、このコロナ禍でどんどん不自由になる子どもたちの世界を広げるチャンスととらえることもできます。実際に、子どもたちの方が、おとなよりもオンラインの環境を上手に使っている場面もよくあります。(我が家もクラス中の操作はすべてあっきーがやってくれています!)

今までとちがう、対面には敵わない、という理由でオンラインを避けるのはちょっとちがうと思うのです。

『オンラインにしかできないこと』、特に他の地域や世界中の人たちとつながれるメリットは子どもたちの成長に大いに活用すべきです。

わたしたち大人がどれだけ柔軟になって、新しいツールをうまく使いながら、質の良い学びを子どもたちに届けられるか。これからの大きな課題のひとつですね。

いっしょに考えていきましょう!

Sayaka

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