Body Synergy International Workshop Vol.2 Day3

 最終日は「Three Brains - 3つの脳」というテーマでした。3つの脳とは何のことはというと、まずは頭の中の脳、そして心臓、消化器です。BMCでは、人間は頭の中の脳だけではなく、この3つの脳を使って日常の中の様々な決断をしていると言われています。例えば、何かを食べるときに「これは危険か危険ではないか」という判断は消化器がします。危険であったらできるだけ早く身体の外に出す。そうやって生命の危機を回避します。また、直感のようなもの。英語ではgut feelingという表現をします。つまり頭で考える前に、gut (内臓)で感じることを指しています。

まずは、身体を動かしながらそれぞれの脳にアクセスしていきます。

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頭の中の脳の重さ、頭を傾けたときの動き、感覚などを動きながら言葉にしていきます。そして、心臓も消化器も同様に、それぞれのイメージで音楽も変えながら。

またペアーを組んで、パートナーの脳をゆっくり動かしたり、心臓を感じたりもしました。不思議なことに、この作業をして心臓に全員の意識が向くと、クラス全体の雰囲気が温かくなって、参加者の皆さんも柔らかい雰囲気でお互い会話も自然と増えていきました。デイビッド先生曰く、これは自然なことで、BMCのクラスを教えるにあたって、この空気の変化は、そのクラスの進行状況の良し悪しをはかる目安になるそうです。多くの参加者の方も、心臓が温かくなるのを感じたなどの感想も出ました。

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そのあと、それぞれ楽な姿勢で目を閉じ3つの脳にアクセスしながら、デイビッド先生のリードで身体にいくつかの質問をしていきます。例えば、"How are you today?" (今日は元気?)などから始まり、"How was your day?(今日はどんな日だった?)、"How was your week?"(今週はどんな週だった?)、"How was your month?"(どんな月だった?)、"How was your year?"(どんな一年だった?)など。言葉で答えるわけではなく、身体に問いかけ、身体の返答に耳を傾けます。その質問を投げかけられたとき、不思議なことに、ちゃんと3つの脳が一つずつ反応を示しました。お腹がほわっと暖かくなったり、心臓がドキッとしたり、頭の中で記憶が急に蘇ってきたり。

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