BS 活動報告 2018.4.15
先日、今年度第一回目のBody Synergyの活動がありました!
久しぶりの集まりでしたが、新しい仲間も加わり賑やかな会となりました。
今回は、自分の身体、空間、空間を共有する他者へ意識を張り巡らせながら歩くことから始めました。その後、2本の足でしっかりと立ち、パートナーのタッチを頼りに胸、肋骨、骨盤で呼吸をすることで、さらに、自身の身体の動きと呼吸、他者への意識、他者の呼吸、グループ全体の動きや呼吸へと意識を広げていきます。
バランス/オフバランスのテクニックを用い、呼吸と身体の重さを使って動く練習をしたあと、幼稚園にある少し重さのあるブロックを使って、それをパスして行くエクササイズをしました。身体の重さを使ってバランス/オフバランスで走った時の感覚を思い出しながら、呼吸とともにブロックを動かしグループ内でパスをしていきます。
この時出てきたキーワードは、共感・共有、前の人の動きを大切に引き継ぎ、また次の人へ大切に渡すという共通の感覚が自然と生まれました。
以前にもBSでやってきたワークでしたが、久しぶりにやってみて、「感覚が鈍っている気がした」「以前はもっと大切に引き渡しができていたのに、今日はその感覚が薄れてしまった」などという感想も出ました。やはりこのような作業は、研ぎ澄ませた感覚と他者と繋がろうという強い意識が必要になるので、しばらく離れているとなかなか大変な作業だということにも気がつかされました。体力的にはそれほどの運動ではないにもかかわらず、終わった後の疲労を普段以上に感じたメンバーも多数いたようです。
ほかに、以前ワークした時には出てこなかった興味深い反応もありました。「ブロックが回ってきたら、流れを変えることなく受け取る」というルールで何度か回しているうちに、「受け取らない・拒否をする」という反応をしたメンバーがいました。他者と調和を保ち、助け合い、社会と積極的に関わるというメンタリティでこのワークを進めてきましたが、BSで大切なのは、身体で体感したワークを日常に落とし込むこと。日常の中で、できるだけ調和を保ち、積極的に他者と関わるという姿勢はもちろん好ましいですが、自身と社会との健康的な関係を保つために、時には「受け取らない」という選択も必要ですね。完全に遮断してしまうとは少しニュアンスが違い、「距離を置いて見守る」そんな立ち位置についても少し話し合いました。今回はそれを身体で試す時間がなかったので、次回は「受け取らない」選択肢も含めつつ、もう一度このワークを試してみたいと思います。
来月は、5月20日(日)13:00-16:00になります(場所の詳細はお問い合わせください)。内容は、今回のワークをより掘り下げ、別の角度から実験をしてみる時間にしたいと思います。今回参加できなかった方も、新鮮な身体と感覚が混ざると、私たちとしてもさらに面白いので、ぜひご参加ください!