学びの場は学校だけじゃないかもしれない?!

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アート教育 × グローバルマインドセットで『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る

サンダークリフさやかです。

お子さんの今年の授業参観はもう行かれましたか?残念ながらコロナ禍で中止になってしまった学校も多いかもしれません…

みなさんは授業参観に行かれるとお子さんのどんなところを見て、お子さんが受けている教育についてどんなことを考えますか?

「自分の子は一体何に向いているんだろう?」

「そもそもこの学校での生活ってこの子にあってるのかな?!」

親だったら誰もがそんなことを常日頃考えているのではないでしょうか。

私もその一人です!みなさんと同じように毎日悩んで、模索しています!!

今日は、私が授業参観で感じたこと、そしてそこから考えた

学びの場は学校外じゃないかもしれない?!

について皆さんとシェアしていきたいと思います。

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今回見てきたのは小学校2年生の算数の授業でした。

大ベテランの先生のスムーズで楽しく、一人一人をしっかりみながらのご指導はさすがで、その安心感の中で子どもたちも変に緊張したり、興奮することなく、とても良い時間が流れていました。

先生が質問すると、子どもたちはまっすぐに腕を伸ばし、おしりが椅子から離れるほど前のめり!!発言するチャンスを今か今かと待っています。

この姿、とってもいいなぁー!!

いつまでもこの「伝えたい気持ち」持ち続けてほしいなぁ!!

と心から思いました。

こんなに幼い子どもたちは素晴らしいのに、一体いつから、どうして、子どもたちは発言することを恐れるようになってしまうのでしょう…?!

私は長年大学生を教えていますが、教える、というよりも、たくさんの問いかけをして、学生と一緒に創る授業を心がけています。しかし、大学生になる頃には発言することに恐怖心を持っているケースがほとんどで、学生の中からの意見を引き出し、それを彼らが伝えることに慣れてもらうのに、かなり時間がかかってしまいます。


『正解•不正解はないんだよ』

をかなり強調し続けることで、やっと安心して口を開き始める、と言った状態。

しかし、今回の算数の授業で、あ、もしかしたらこの『発言への苦手意識』ってここから始まるのかも?と思った瞬間がいくつかありました。

例えばうちの子あっきー。

先生にどんな質問をされても、とにかく発言したくて手を挙げまくります!(笑)

でも見事に間違っちゃたんですねー。算数ですから、間違えは間違え。なるほど、そんな答えもあるよね、ってことにはならないわけです。

先生はずいぶん柔らかく、「いい間違えだ!」とさえ言ってくださり、親としてはありがたい気持ちでいっぱいになったのですが、

当の本人はお迎えで会った途端、

「今日はみんなの前で間違えちゃってすっごく恥ずかしかったよ…」

と一番に言いました。

つまり、考えられる限り最善のフォローを先生がしてくださったのにも関わらず、本人の中には

失敗→恥ずかしい

という記憶として残ったんですね。あんなにもはりきっていたのにね…と母親の私は切なくなりました。

失敗はいくらでもすればいい!!それは恥ずかしいことではなく、学びだ!!!

私もそう思っていますし、これまでたくさんの子どもたち、学生、友人に伝えてきていると思います。

でも、そこにはそれぞれの個人の《繊細な気持ち》があるんですよね!

これは自分が子どもを産んでみて初めて実感として理解できたことです。その子が弱いから、と言うことではなく、誰もが持っている、無視してはいけない、大切な気持ちだと思います。

あっきーが大きくなっていくにつれ、タフになっていくにつれ、忘れてしまいさえするかもしれない繊細さですが、この繰り返しが子どもの劣等感や苦手意識、恐怖心の土台になっているかもしれないとしたら…??

そこで改めて思ったわけです。

算数は算数でゼッタイに学ばなくてはならない、とても大事なこと!人生に必要不可欠なこと!!とても便利で、人生を豊かにするかもしれないもの!!学校で学ぶべきこと。

でもそこには絶対的な正解•不正解が存在する

だから、日々子どもたちは自信をなくす可能性にさらされている。あるいは正解したことへの優越感や、正しい答えを出せたことに安心感を覚える習慣を身につける

これが、間違えるのが怖くて発言できない大人を作っているんじゃない?!

だとしたら、私ができることってなんだろう?と考えるわけです…

いっそ、答えは習うもの、ではない世界を創ってしまえばいいんじゃない?そうしたら、子どもたちは「自分のだけの答えを伝えたい!!」と言うおしりが椅子から離れちゃうくらいの気持ちを失わないまま大人になれるんじゃない?

だから

私はコロナ禍で学校に行けなくなった我が子やその友だちを見て、Creative Kids Academyを始めたのです。

学校以外にも学ぶ方法を知って欲しかったし、学校以外で活躍できる場所や、学校以外の学び方法があっていい、そういう選択肢をいつでも子どもたちに持っていて欲しい、と思ったから。

実際、Creative Kids Academyの週1のCreativeクラスは、子どもたちの溢れんばかりの発言でできあがっています。みんな聞いてほしくてたまらない!親も子どもも、私たち講師から何かを教わるんではなく、お互いから学んでいます。

9月から、私たちの週1のCreativeレギュラークラスはパワーアップします!!

これについてはまた別の投稿で。

一生懸命子育てをしている保護者のみなさんに、学校が本当にこの子の居場所なのかな、この子の才能はどこで花開くのかな、と悩んでいるみなさんに、

そして、学校の勉強だけで満足できていない子どもたち、もっと発言したいのに聞いてもらえない、と感じている子どもたちに、学校の勉強や普通の習い事のどれも楽しくないと感じている子どもたちに

自信を持って届けられるプログラムを準備しています。

どうぞお楽しみに!!