愛情を表現できる人とできない人の違いって…?!

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こんにちは!

アート教育グローバルなモノの見方『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る

Creative Kids Academyのサンダークリフさやかです。

昨日の父の日は、いい時間を過ごされましたか?いつも頑張るお父さま、本当にお疲れ様です!!そして、いつもありがとうございます。

子どもたちはどんなふうにお父さんに「ありがとう、大好きだよ!」を伝えたのでしょうか?

 

~愛情表現の文化、家庭内にありますか?~

私は、母の日、父の日、敬老の日、誕生日、クリスマス、勤労感謝の日などなどは、子どもたちに『愛情を表現すること』を教える大切なチャンスだと思っています。もちろん、「ありがとう」の感謝を伝える日ではありますが、それと同時に、その人が自分にとってどうして大切で、自分はこんなにもあなたが好きなんだ、と言えるようになる絶好のチャンスでもあります!

これを相手に伝えられるかどうか、つまりこういった《表現力》が身につくかどうかは、一番近くにいる家族の影響が大きいのです。その家族に愛情表現の文化がちゃんとあるかどうか、です。「そういう習慣はないな…」と感じる方は、是非この機会にお子さんと一緒に考えながら《愛情を表現すること》を教えてあげましょう!

なぜなら、これは、その子が将来周りに愛される人になるかどうかにも関わるから。

親だったら誰でも、自分の子どもには周りに愛される人間になってほしい!と願っていますよね。

想っていることを真っ直ぐに相手に届けられるかどうかは、将来の人間関係を大きく左右します。表現力が乏しいと周りとの関係性が築けず、孤独になってしまう。将来の土台創りとして、とても大事にしたいことの一つです。

 

~将来の『愛情表現』の土台を創るアート作品のプレゼント~

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まだ言葉の数が少ない子どもたちが、絵を描いたり、ものを作ったりしてプレゼントする習慣は、愛情表現の一つの方法としてとても有効です!

そこには、「あの人はどんな色が好きかな?」「何を作ったら喜んでくれるかな?」「この〇〇はとっても大事なんだけど、あの人のためなら使っちゃおうかな…」など、自然と《相手をイメージすること》や《相手を思いやる》プロセスが入ってくるからです。

7歳のあっきーは、「大好きなお父さんが自分の好きなスターウォーズの絵をいつでも見られたら嬉しいだろうなぁ」とイメージして、お父さんに見つからないようにデスクの下に隠れながら(笑)一生懸命描いた絵がデスクに立てられるようにする工夫をしていました!

あとカードも作っていましたが、「ボクのことをこれを見ると思い出すように」(きっと忘れる瞬間なんてないよ、と思いつつ…笑)、自分の手形をテーマにした絵を描いてメッセージを書いて渡していました。

全部自分のアイディア。

この、自分でイメージして自分なりに考えた方法で、大切な相手に想いを伝える、という愛情表現の機会を大人たちが促してあげることが、将来の素直で、相手に伝わる愛情表現の土台になると思います。

特にアートは自分が持つ相手へのイメージや気持ちが反映されるので、子どもには楽しみながらできる、とてもいい練習になります!

こうして一生懸命作ったものを、相手が喜んでくれる、という経験を繰り返して、一つの愛情表現を身につけていくことができます。とても身近で挑戦しやすいですね!

作るときには大人が何を作るかを決めて、「やり方」を教え込むのではなく、渡す相手のどんなところが好きで、何がしてあげたくて、どんなふうにそれを伝えたらいいのかを一緒に楽しく考えて準備をすることろから一緒に進められると、子どもの「こうしてあげたい!」という気持ちが花開きます!!

愛情表現の機会が『楽しい』経験であるのも、とっても大切なポイントです

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~The 5 Love Languages 5つの愛の言語~

ところでみなさんは、ゲーリー・チャップマン氏の『The 5 Love Languages (5つの愛の言語)』をご存知ですか?私たちにはさまざまな愛情の受け取り方がある、というもの。その5つのカテゴリーとは、

  • 肯定的な言葉

  • 献身的な行為

  • 贈り物

  • クオリティタイム(充実した時間)

  • スキンシップ

人の愛情の感じ方は様々だということ。

例えば、私自身の若い頃の経験ですが、ボーイフレンドはとにかく贈り物をしてくれる人でした。今思えばこの3番目のタイプです。でも私にとってはくっついて一緒にいられることが何より大切だったので、かえって「物で解決するなんて!」と怒ってしまったんですね…今思うとかなり愚かですが(笑)当時はかなり寂しさを感じたのを覚えています。

よかれ、と思ってやったことも、場合によっては愛として伝わらない。

愛って、人の気持ちって複雑だから!!

しかし、ちょっと視点を変えてみましょう。

もしかしたら愛情表現の幅が広ければ広いほど、相手に伝わる愛情表現ができるようになる、とも考えられます。だからこそ、小さな頃から親や周りの大人が子どもたちにいろいろな愛情表現の方法を見せてあげるのがとても大事だと思うんです。

そこで、チャップマン氏の『5つの愛の言語』を私なりに子どもの愛情表現の土台創りとして、親や周りの大人ができることに置き換えてみると、こんなふうになるのではないでしょうか。

•子どもの言っていること、やってみたいことを尊重し、認める。

•子どもをとことんサポートする。

•相手を想ったプレゼント作りを手伝ったり、子どものための何かを作る

•一緒に思いきり遊んだり、どこかに訪れ、一緒に時間を過ごす

•いっぱいくっつく

これを毎日意識するだけで、5つのカテゴリーすべてを経験しながら子どもは成長していきます。そしてこれが、あらゆる愛情表現ができる「愛される」人の土台になります。

でも何一つとして特別なことはありませんよね。きちんと子どもに向かい合う時間を作ること、それだけなのかもしれません。それで十分!!

大人が柔らかな態度で《表現》し続ければ、子どもは自然と表現力豊かな大人へと成長していける。

みなさんも、まずは子どもに自分自身の愛情を表現することから始めてみてくださいね!私も大切にしていきます。

Sayaka

※ゲイリー・チャップマンの5つの愛の言語についてはこちらで読むことができます。