《グローバルな考え方》ってどうやって日常に取り込む?
こんにちは!アート教育とグローバルなモノの見方で『正解のない時代』を生きる子どもたちの土台を創る Creative Kids Academyのサンダークリフさやかです。
みなさんは、《グローバル》と聞くとどんなイメージを持ちますか?
「英語で話せる」
「海外の知識がある」
などがすぐに上がってくるかもしれません。将来は留学してほしい!海外を舞台に活躍してほしい!と思われている方も多いのではないでしょうか。その準備を意識して、習い事で英語に通わせたり、インターナショナルスクールに入れている方もいるかもしれません。
かたや会社勤めのお父さまたちがTOEICのテスト勉強が辛い…という現状もありますよね!親世代にとってはなんとなくグローバルという言葉は遠い存在、というご家庭も少なくないかも。それもあってかずいぶん早くからお子さんを英語教室に通わせているおうちもたくさんあります。
でもグローバルって本当に英語で話せること、海外について知っていること、なのでしょうか?
今日は知ってそうで知らない【グローバル】という言葉の意味について一緒に見ていきましょう!そしてどうやったらお子さんの日常にグローバルを取り込むことができるかについても書いてみます。
〜《グローバル》であることの本当の意味って?!〜
昨年から始まったパンデミックの影響を毎日受けながら生活する中で、今住んでいる日本のことだけを考えいればいい時代は確実に終わりました。昨日は今私たちが真っ只中にいる「正解のない時代』について書きましたが、あらゆる社会問題が国内にとどまらずまさに《地球規模》になってきていますよね。
『地球人』なんていう言葉も見かけるようになり、意識を国内に留めてはおけなくなってきました。
文部科学省はグローバル人材を次のように定義づけています。
世界的な競争と共生が進む現代社会において、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立っ て培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と 協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人間。
これを読むだけでも、語学力はそのごくごく一部でしかないことがうかがえます。
さらに、グローバル人材育成推進会議が定めるグローバル人材の要素は、
要素Ⅰ: 語学力・コミュニケーション能力
要素Ⅱ: 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー
となっており、特に要素Ⅱに関しては人間力や非認知能力の部分を指していますね。要素Ⅲの日本人としてのアイデンティティーという言葉も、ただ日本のことをよく知っているだけでは足りなそうです。人としての在り方や精神を意味しているのではないでしょうか。
そして、要素1でも語学力にとどまらず、コミュニケーション能力が入っていますね。
つまり、日本で一般的に広がるグローバル=英語が話せる、海外の知識がある、というイメージでは全然足りなさそうです。
〜グローバルってもっと身近なもの?!〜
ご紹介したグローバルな人間の要素を見てみると、語学力以外は、むしろ人間性のことであることがわかりました。
つまり、あまり英語などの言語の習得に囚われすぎずに、その子の自分軸を確立させること、まわりの人と力を合わせて共にあらゆる困難や課題を乗り越えていくことを日常の中でサポートしてあげることが、すでにグローバルな人間を育てることになるのではないでしょうか?
実は、語学力は本人の努力次第で後からどうにでもなるんです。
ちょっと例を出しましょう。
私は高校生まで日本の学校に通っていて、突然大学から渡英。大学院まで出て、イギリスで仕事もしていました。帰国してからも色々な国籍の方とお仕事したり、イギリス人の旦那さんとバイリンガル子育てを頑張っています。
Creative Kids Academyのもう一人のファウンダーであるTakeshi先生は、大学を卒業してから渡英。今もイギリスに住み、大学で教鞭を取ったり、ダンスアーティストやダンスセラピストとして大活躍されています。
二人とも特別英語を勉強したことなどありません。
そりゃあ最初は大変な苦労をしましたが、必要だからやる。やればできるようになるのが語学だと思っています。本人の意思でどうにでもなる部分。
しかし、人間性はそう簡単に後から変えられるものではありません。
特に、コミュニケーション能力や主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感 、などは小さな頃からの積み重ねでしか身につきません。大人になってから補えるようなものではないのです。
このような人間としての能力を、非認知能力や、ライフスキルと呼びますが、つまりはこれらは生きていくために必要な能力、ということです。
言い方を変えれば、私たち大人が努力してしっかりとサポートすることで、子どもたちが日常的に身につけられる能力だということです。
〜アート教育で身に付くライフスキル〜
グループでアートに取り組むことで、コミュニケーション能力や主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感はごく自然に身につきます。
特に私たちCreative Kids Academyのアプローチは、いつでも子どもが中心です。子どものアイディアや好奇心が出発点になる機会って、実は子どもの生活の中では少ない。
学校生活ではみんなで何かをやることの方が圧倒的に多い中、私たちのクラスでは子どもの興味がどこに向いているかに大人たちがついていきます。もちろん必要なサポートをしたり、子どものアイディアが膨らむようなサポートをしながら。
子どもたちはお互いに質問をしあったり、意見を言い合ったりしながら、時には困難にぶつかり、時にはみんなをリードし、時には誰かがやりたいことに合わせたりしながら、そのグループを構成する一人として、立派に責任感と使命感を持ってクラスにやってきます。
これは幼稚園・保育園・学校と行った大勢が集まる環境では難しいことですし、習い事のように先生に何かを習うという環境でも起こらないことです。
でもこうしたライフスキルは一生その子を支えるものですから、新しい教育のカタチとしてこのCreative Kids Academyを創ったわけです。
そして、私たちのもう一つの特徴は、何より、日本の親子が世界トップクラスのアーティストと出会えること。世界の色々な場所で活躍するアーティストたちが、Creative Kids Acadmyの親子をインスパイアするべく毎月協力してくれています。オンラインなのでおうちにいながら海外のアーティストに出会える。子どもたちの意識や興味が、自然と世界に向くチャンスです。
いかがですか?
子どもたちにグローバルな意識や考え方、視野を持たせてあげられる方法は英語を習わせること、だけではないですよね!
今週土曜日は世界中から引っ張りだこのイタリアのアーティストSegni Mossiが日本の親子にワークショップをしてくれます。あと2組になってしまいましたが、お申込みは明日木曜日の正午までです。(※定員に達しましたら早めに締め切らせていただきます。)ぜひこの機会にグローバルな人間創りの土台になるようなワークショップ、親子で体験してみてくださいね!
今すぐ始められる、日常に取り込むことができる、グローバルに生きる方法の一つです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
✴️ワークショップの内容✴️
『海の旅へ出かけよう!!』
親子で想像力を使いながら海の旅へ出発!
穏やかな海、荒れた海、大嵐の海…
もしかしたら海の生物たちにも出会えるかも?!
海をテーマにからだの感覚や動きを使って、 波のリズムで遊びます。
白い紙の海岸線に、カラフルなマーカーペンの波の跡が残ります。
【日程】2021年6月26日(土)16:30ー18:15
【持ち物】A4サイズ以上のコピー用紙、または画用紙を数枚、マーカーペン、マスキングテープ
【参加費】一家族 ¥4,500
【対象年齢】5歳〜
【参加方法】Zoom パソコン、タブレット、もしくはTV画面に映すなどできるだけ大きな画面でのご参加をお願いいたします。
〜Segni Mossi(センニモッシ)とは〜
ビジュアルアーティスト/アトリエスタのアレッサンドロ・ルマーレと振付家のシモーナ・ロベファッロの出会いから始まったリサーチ・プロジェクト。ビジュアルアートとダンスを行き来しながら、動きの「軌跡」が見たこともない絵を生み出し、子どもたちの創造力を刺激する。その革新的で実験的なアプローチが注目され、2015年以来イタリアのMus-e Italiaと提携し、ローマの公立小学校でアート教育のプログラムを提供している。2017年にはHundrED(世界の100の革新的教育アプローチ)に選ばれている。
〜プロフィール〜
アレッサンドロ・ルマーレ
絵本作家、美術トレーナー、アトリエスタ。また、映像作家、ダンサー、社会文化オペレータとしての経験も持つ。多くの専門分野を掛け合わせながら、革新的なアプローチを生み出す。
シモーナ・ロベファッロ
MAddAIの振付家であり、ダンス・リサーチ・プロジェクトSistemi Dinamici Altamente Instabilの一員でもある。大人向け、子ども向け、親子向けのワークショップを多数指導している。
※お申込みは先着20組様まで。
※お申込み締め切りは6月24日(木)ですが、定員に達しましたら先に締め切らせていただきます。
※6月24日以降のお客様のご都合によるご返金はお断りしております。あらかじめご了承ください。
当日みなさまにお会いできますこと、楽しみにしております!!
Sayaka