子どもの習い事が本当に身になる方法
こんにちは!
アート教育とグローバルなモノの見方で『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る
Creative Kids Academyの松本武士です。
皆さんのお子様はどんな習い事をされていますか?
いくつ習い事をしていますか?
そしてその習い事は身になっていますか?
僕の住んでいるイギリスにも日本と同じようにたくさんの習い事があります。習い事の習慣はきっと世界どこに行っても共通ですね。子ども達のスキルや学びを学校以外でも伸ばせるチャンスを与えてあげたいと思うのは全ての親の願いとも言えると思います。
習い事も進化して、今ではオンラインで受けられるもの、ITやコンピュータープログラミングが学べるものなど、時代の変化と共に変わってきているのが現状だと思います。習い事の数も山ほどあって
一体どれを選んだら子どものためになるのだろう
と思われると思います。
まず、一番に大切なのは子どもの《やる気》です。
ロンドンでコンテンポラリーダンスの習い事を幼稚園から低学年まで教えていた時に、果たして子どもが自ら選んで受けにきていたかどうかは、子ども達の姿勢から一目瞭然でした。
《やる気》に満ち溢れている子は、ちゃんと始まる時間前に到着し、適切な服装に着替え、僕の指示をしっかり聞き、与えた課題に、こちらがびっくりする程の成果でもって答えてくれていました。
逆に《やる気》のない子は、クラス中の態度はもちろん、お菓子を食べ始めたり、トイレに何度も行ったり、仕舞いには真面目に受けている子の邪魔をし始めて、クラスの進行を妨げることもありました。
蓋を開けてみれば、《やる気》のない子は自分ではなく、親が決めたから。自分でやりたい!と思って始めなかったら自分の学びに繋がらない上、他人の学びにも悪影響してくるのです。ですので、まずは子どもに何をやりたいのか、選ばせてあげてください。
さらに習い事が続いていても、それが習慣化してしまって果たして子どもの学びになっているのかどうかわからなくなる時があります。子どもの中でも
なんでやってるのかわからなくなってしまった
辞めるタイミングが掴めない
辞めるって言ったら親が悲しむかもしれない
そんな想いが巡ったりするものです。
僕自身もそうでした。
15年バイオリンを続けていましたが、いつも上手く弾かなければというプレッシャーを自分自身で作り上げていて、でもやめたら親が落胆するのではないかと、辞めずにやめられませんでした。
二十歳になってやっと(遅い!)、辞めることができました!
そんな時に必要なのが親の《サポート》です。
この《サポート》こそ子どもの習い事が身になるか、ならないかの別れ道になるのです。
では、どんな《サポート》が出来るんでしょうか?
まずは同調!
子どもに柔らかく声掛けして、習い事のどんなところが楽しいか、聞き出してみてください。意外と習っていること以外に楽しい部分、続けている部分があったりする発見もあるかもしれません。もし楽しいところがないのでしたら、そこも同調してあげてください。「そうだよね、長く続けてると飽きてくる時もあるよね。」と。もしかしたら、子どもの心の中で思っていた事を言葉にして、心を開いてあげるチャンスになるかもしれません。
そして表現!
次に親として子どもが見せた成果で好きだった部分を優しく伝えてみてください。「◯◯が出来たね」、ではなく「◯◯が好きだな」という風に。
例えば絵を描いたなら、この部分の色と形がとても気に入ってるよと伝えてあげることで、子どもにとってその絵は一気に特別なものになりますね。
そして尊重!
最終的に続けたいかどうかを決めるのは本人。やる気に満ち溢れて始めた習い事もモノによっては思ったよりも早く熱が冷めてしまう場合もあります。ですから、子どもの決断を尊重してあげてください。
身になるか、ならないかは習い事の経験がいかにポジティブであったかどうかにかかってきます。マンネリ化した時や困難にぶつかった時こそお父さん、お母さんが《サポート》をして共に乗り越えていってください!