本当に豊かな『遊び』とは?

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こんにちは!

アート教育とグローバルなモノの見方で『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る

Creative Kids Academyの松本武士です。

今日は遊びについてお話ししたいと思います。

次のような質問をよくお聞きします。

子どもとどうやって遊んだら良いの?

どうしたら遊びの質をあげられるの?

豊かな遊びってなんだろう?

『遊び』は子どもにとって3度の食事と同じくらい大切。親や先生に言われなくても自然発生的に遊びがはじまっていきます。

ルールが決まったゲーム的な遊びもあれば、ちょっと良く読めないような独特で、不思議な遊びもあって、子どもの遊びを見て困惑される方も少なくはないと思います。

良く見られるのが、子どもが欲しいオモチャを際限なく買ってあげて、子ども部屋だけでなくリビングルームにまでもオモチャが入り込んで占領されているケース。

これでは子どものためになる所か、逆にトラブルや問題を作るばかりになってしまう可能性大です。

自分が持っているオモチャがどれだけあるのか子どもも親も把握出来きなくなる上、他の部屋までオモチャが溢れていてはケジメがつかなくなってしまいます。

しかも、そもそも子どもが欲しい!と言ったオモチャを即座に買って与えてしまうのは、子どもの遊びの質を豊かにするのでしょうか??

僕の経験から話させていただくと、豊かな『遊び』が生まれる瞬間を目撃したのは、とても意外なところからでした。

僕は2016年より、タイの奥地にある、日本人夫婦が経営されている『虹の学校』で毎冬ボランティアをさせていただいております。

この『虹の学校』は少し特別で子ども達はみんな無国籍、つまり国籍をもっていなく、法的に存在しない子ども達となっている訳です。

その深刻さは、例えば病気になった時に病院にいけなかったり、学校教育も受けられなかったり、就職もできません。ちょっと考えがたい状況下に生きている子ども達ですね。

その学校に初めて訪ねた初日の夜に、みんな集まって夕食後の会合がありました。先生たちが事務的な連絡や一日の振り返りをした後に、30分だけ自由時間が子ども達に与えられました。

その瞬間、停電。学校の周りは森なので真っ暗。

すぐに1人の子どもがキャンドルに火を灯し床に置いたら、僕の周りに子ども達が集まり、遊びが始まりました。

そこで30分間ずっとやっていた遊びが指遊び。

僕も小学生の頃やっていた、『いっせいのせ!』や『あっち向いてホイ!』などをものすごく集中してやるのです。久々に昔やっていた遊びをタイの、言葉も通じない子どもたちと体験してみると、色々な感覚が蘇ってきました。

対面して体を使って遊ぶこと

お互いのことを”読む”こと

声を使うこと

大笑いすること

触れ合いがあそびのど真ん中にあること

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そんな、オモチャも、携帯も使わないシンプルな遊びの中に大切な再発見があったのです。

そして終わった後は、年齢の差を超えて、仲良しになっていました笑。

便利な社会に住んでいると、モノに溢れていて、おとなも子どもも、モノがないことに不安になったり、モノへの欲求が高まる状態にあると思います。その上、モノで心を満たそうとしますが、それは一過性のもので、本当の豊かさはそこにはありません。

モノやオモチャに頼らないで、体を使って遊んでみる。そこに本当の豊かさや人との触れ合いが再発見できるのではないでしょうか。

CKAでは豊かな遊びを海外のアーティストから毎月オンラインワークショップという形で提供しています。

来月のワークショップの公開、まもなく!ぜひ遊びにきてください!!