10歳のHくんの中で芽生えたエンパシー

こんにちは!


アートで日本の親子と世界をつなぎ《正解のない時代》を生きる子どもたちの土台を創る

Creative Kids Academyのサンダークリフさやかです。

7月のCreativeクラスでは、イギリスのアーティスト、トム・グッドウィンさんの『キンシップワークショップ』(からだを使って自然と人間との関係性について考えるワーク)を1ヶ月かけて子どもたちと深めていきました。

10歳のHくんのお母さまが、このワークをとおしてHくんの中で芽生えたエンパシーについてシェアしてくださいましたので、みなさんにもご紹介したいと思います。

先日、Hくんは公園にいきました。

すると、蚊がよってきて、Hくんのスネを刺しました。いつもだったらパチンっとつぶしてしまうところ、トム先生のキンシップワークショップが頭をよぎり、蚊が自分の血を吸う様子をじっくりと観察したそうです。

よくよく観てみてると、蚊のお腹はHくんの血でだんだんと赤くなっていきます。すると、蚊は一度離れていきます。しかしまもなくまたよってきて、またHくんのスネの血を吸いはじめます。これを何と4回もくり返し、お腹がいっぱいになった蚊は離れていったと言います。

この時、Hくんは蚊に血を吸わせてあげたことにとっても満足していたといいます。蚊は子どもを産むメスだけが血を吸うらしいので、子どもを増やすお手伝いができた、と喜んでいたといいます。

このあとHくんのスネがとっても痒かったのは言うまでもありませんが、これは紛れもないエンパシーですよね!蚊の《気持ちになって》10歳のHくんが自然との関わりを持とうとした、美しいエピソードです。

この話をあっきーにすると、いつもクラスで一緒に学んでいるHくんの勇敢な選択にインスパイヤし、散歩しながら小さな生きものたちにやさしく声をかける姿がありました。

8月のグローバルワークショップは、トム・グッドウィンさんのキンシップワークショップと、Creative Kids Acaemyのアート教育のコラボレーションでお送りします。とても身近な場所から自分と自然とのつながりや関係性を理解して、環境問題に意識をつなげる第一歩をふみ出すプロジェクトです。

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環境問題は今後ますます深刻化し、子どもたちの生活に直接的な被害をもたらします。ひとりひとりが強く意識をして取り組んでいかなければならない命に関わる社会課題です。しかし子どもたちにとっては、規模が大きすぎてなかなか『自分ごと』として考えるのが難しい環境問題。

今回のワークショップに参加することは環境問題を身近に捉えて、まだ小さな子どもでも「ぼくにできることはなんだろう?」と考えられるようになります。今日ご紹介したHくんのエピソードがいい例です。

みなさんもぜひお子さんと一緒にご参加ください。「こんなきりくちで環境問題って考えられるんだ!」とびっくりされると思います!

限定8名さまの小さなグループで学びを深めます。お申し込みは本日開始です!!お待ちしています。

Sayaka