子どもたちの将来の生きかたが決まる、ある能力とは?
こんにちは!
アートで日本の親子と世界をつなぎ《正解のない時代》を生きる子どもたちの土台を創る
Creative Kids Academyのサンダークリフさやかです。
「この子は何が得意なんだろう?将来何になるんだろう?」
お母さまたちとお話ししているとよくそんな言葉を耳にします。親としては、何かひとつでも子どもが夢中になれるものがあったら、と願うものですよね!
ところでみなさんは『センス・オブ・ワンダー』という言葉をご存知ですか?
環境汚染にいち早く警鐘を鳴らした本を書いたレイチェル・カーソンによると、子どもは誰もが生まれながらにこの『センス・オブ・ワンダー』を持っていると言います。
センス・オブ・ワンダーとは、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」のことを言います。そしてこの感性を失わないためには、この世の神秘を子どもといっしょに再発見してわかちあえるおとなが、少なくともひとり必要だと言っています。
みなさんはそのおとなになれていますか?
我が家もさんぽに出ると、ほぼ5メートルおきに
「あー、この虫見て!!」
「あ、あの雲おじさんの顔みたいじゃない?!」
「この壁のもようネコの形だねー」
となかなか進みません(笑)みなさんにもきっと日常的に起こっていることだと思います。
そんな時、ぜひお子さんたちと『いっしょに』子どもたちのすばらしい発見にココロからおどろき、感激し、喜んでみてほしいのです!
最初は、めんどくさいな、と思われるかもしれませんが、子どもの目線で世の中を見直してみると、私たちおとなのセンス・オブ・ワンダーもちゃんと戻ってきます。そしてたとえ近所のさんぽでもハッとさせられるような驚きに溢れていることに気がつくことができます。
センス・オブ・ワンダーについて『やさしさの教育』を書いた露木和男さんは、
「やさしさ」とは、私たちの存在が無数のつながりによって成り立っていることに気がつくことです。すべての存在に思いを馳せ、目に見えないつながりを見ようとすること、それが本当の「やさしさ」です。
そのつながりを体験的に、直観的に捉えることができるという意味で、子どもの頃の自然体験はきわめて重要だと言えるでしょう。自然界には、目に見える現象の奥に、目に見えない無数の関係性や変化などが潜んでいるからです。
と言っています。
私は露木さんのいう「やさしさ」を《エンパシー》という言葉をつかって最近のブログを書いてきました。言葉は違えど、伝えたいメッセージは同じです。
また露木さんは次のようにも言っています。
地球の美しさと神秘さを感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活の中で苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じます。
つまり、小さなころからセンス・オブ・ワンダーが育まれていると、何か特別な景色やできごとがないと感動できない、のではなく、日常のどんな些細なことにも価値を見いだす能力が身につくとおっしゃっているのだ思います。
「この子は何が得意なんだろう?」
と心配ならば、まずはお子さんのセンス・オブ・ワンダーにとことんつきあってみましょう!お子さんがどんなことにセンス・オブ・ワンダーを見いだすのかにまず私たち親が気がついてみましょう!
お子さんの目線で見てみることからその答えは自ずと見えてきます。
そしてそれは親子の絆をグッと深めるとても大切な経験になります。
そんなセンス・オブ・ワンダーが体験できるのが、Creative Kids Academyの8月のグローバルワークショップ。昨日からお申し込みが始まりました!
詳細・お申込みはこちらからご覧いただけます。
人生100年時代、でも健康寿命は男性では72歳、女性では74歳と言われるなか、何にどんな価値観を見いだせるかは、私たちにとっても子どもたちにとっても幸せに生きていくための大切な能力や智慧と言えそうです。ぜひ、私たちも子どもたちからセンス・オブ・ワンダーを学ばせてもらいましょう!!
Sayaka