『興奮がおさまりません!』子どももよろこぶアートのある週末

 

こんにちは!


アートで日本の親子と世界をつなぎ
《正解のない時代》を生きる子どもたちの土台を創る
Creative Kids Academyのサンダークリフさやか
です。


昨日は週に1回の親子クラス《クリエイティブラボ》がありました。今回はカラダのカタチを模造紙の上にどんどん重ねていき、そこにたまたま見えてきたカタチに模様や色、目玉や洋服を描いたりしながら、絵を仕上げていきました。



5歳のKくんは午前中運動会に行っていてお疲れだったのにも関わらず、「今日も興奮がおさまりません!!」と言ってくれていたそうです。最高 ٩( ᐛ )و!!

アタマで考えず、カラダやココロにゆだねるようにして、ただただ没頭するこの時間は、かえってアタマが休まり、なんとも心地いい気分になるものです。


 

「これを描こう!」と思って計画的に描くのではなく、偶然にできたカタチを使って絵を描いていくという今回のようなやり方は、日常生活とはまったくちがうアタマの使い方。



そう思って幼稚園、保育園、学校での工作や図工の時間を見てみると、ほとんどの場合、目的やゴールが決まってしまっていることがあまりに多いと思いませんか?



なにかを上手に、「これは〇〇」と「わかるように」作るのも大事なのかもしれません。けれども、何になるかわからないものを、そのプロセスに没頭するなかで、



「気がついたらこんなものができちゃった!」と



自分で自分にびっくりする経験をもっともっと子どもたちにさせてあげたいと、私たちはいつも考えています。



なぜなら、そんなふうに人生を歩んでほしいから。


自分の未来も、ゴールが決められたものに向かって生きるのではなく、『今、目の前にあるもの』に興味と好奇心を持って、楽しみながら向かいあい、その繰り返しのなかで、自分らしい未来を自分の手で築いていってほしいから。



これが、Creative Kids Academyの

アート思考を使った子育ての考え方です。

 

カラダのカタチを重ねていくようで、すでにオモシロイ作品に!!

 

そして実はこのワーク、お父さん、お母さんたちほどどんどんやってほしい!!私自身、痛感するのですが、ただカタチが重なったものを見て、「〇〇に見える」と思うことが本当にむずかしい!!頭が凝り固まってしまっているのです。


それなのに、息子はスイスイ思いのままに描いていく…


一見意味のないものにどんどん意味を見出せる子どものチカラに脱帽です!!これは本当に私たち大人が見習わなくてはいけないところ。


こんな瞬間に大人と子どもの関係が、普段の上下関係から、『対等なもの』になります。(むしろ子どもが上!!)そして、私たち大人は「本当にすごいな…」と心から自分の子どもを尊敬できるのです。こんな機会、日常にはなかなかないですよね?!


だから、私たちはこのクラスを大切にしているんです。

新しい時代の新しい親子関係を築くチャンスだからです。

 

床に寝そべって夢中になって描いています!

大きな紙に描くのは、紙とカラダが一体化して、絵の世界に入り込むよう。

 

「私はアートの才能ないから…」

「うちの子は自由が苦手だから…」


って本当によく聞くのですが、これは本当に本当にもったいないことです。アートは才能がある人だけがやるものではありません。

誰でも「やる」ことではじめてわかることが沢山ある。創造力はみんなもとから持って生まれているのに、使わないから、続けないから、まるでもとからないと思いこんでしまっている。


そして、継続すれば創造力がどこまでも伸びていきます。私たちはそれを子どもたちの中にも、お父さま、お母さまたちの中にも目撃し続けています。


まだこのクリエイティブラボのグループは始まって2回目ですが、すでに生徒さんたちの中で変化が起きはじめています。お父さま、お母さまのなかでもこれからどんな発見や気づき、感動があるのか、本当に楽しみです!!


Sayaka

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