子どもの表現が生き生きしていない理由
アートで日本の親子と世界を繋ぎ
『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る
CREATIVE KIDS ACADEMYの松本武士です。
なぜか子どもの表現が生き生きしていない
子どもがやらされている感が否めない
子どもが楽しんでやっていない
この悩みは親としても、先生としても必ずと言っていいほどぶち当たるモノです。
生き生きしていないと、本人も辛そうだし、周りの人にとっても考えものになりますよね。
もっと楽しんで自分らしく生き生きして欲しいと思う反面、声かけの仕方が間違っていたり、上手く導いていかないと逆により子どもが閉じこもってしまったりやる気がなくなってしまったりという結果になります。
それではどうして子どもの表現が生き生きとしていないんでしょうか?
その質問に、イギリス人の能力開発・教育アドバイザーケンロビンソン氏はズバリこう言っています!
子どもが間違った表現方法を使っているからだ!
表現方法、つまり、それは絵だったり、言葉だったり、ダンスだったり。
クリエイティブな仕事をして成功している人たちに共通していることがあります。
それは、彼らの表現の手段が彼らを生き生きとさせるということ!
ミュージシャンは音が大好きだし、ダンサー達は動くということが大好き。作家は言葉を巧みに操ることで生き生きし、数学者は数に生き甲斐を感じる。
これは当たり前のように聞こえますが、子どもの表現が生き生きしているかどうかを判断するときにとても有効な見方なのです。
つまり、もし子どもが合唱団に入っていて、なんだか楽しそうではなかったり、生き生きしていなかったら、
それは子どもに原因があるのではなく、歌うという表現手段が本人に合っていない可能性が高いのかも知れない
ということです。
それでも、いったん始めてしまったから、とか、なかなかやめられず、生き生きしないまま続けるのは本人にとってよくないし、メンタルブロックを作りがちになります。
上手になってもらいたいからと始めたことも、ネガティブな経験で嫌いになってしまうかも知れません。
もしそれでも歌うことが好きなのなら、もしかしたら、合唱というスタイルが合わないだけで、他のジャンルだったり、大人数ではなく、少人数、もしくは一人で歌う形態が合っているのかも知れません。
その子にはその子なりにあった表現方法があります。
絵が好きだけれど、なかなか言葉を使うのが苦手で合ったり、踊るとまるで人が変わったかのようになったり、本人が一番自分らしい表現方法が絶対にあるはずなんです!
色々と試してみて、本人がヒットする表現方法を見つけてあげることが、子どもの表現が生き生きして楽しい、『成功』に導く道だと考えます。
Takeshi