グローバルの意識が自然に生まれた瞬間
アートで日本の親子と世界を繋ぎ
『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る
CREATIVE KIDS ACADEMYの松本武士です。
グローバルの意識って皆さんどうお考えですか?
英語が話せればグローバルの意識があると言う事になるのでしょうか?
国の官邸主導のグローバル人材育成推進会議と言うものも開かれている程、グローバルな意識って実は大切なんです。
その中には多様性を理解すると言う大切な項目がありますが、昨日のグローバルワークショップの中でその多様性、グローバルの意識が子どもの中から自然発生的に生まれた瞬間を目撃しました!
今回のグローバルワークショップは、フィンランドの森に住んでいるアーリーンさんと言うアーティスト主導のワーク。
ワークショップはじめにアーリーンさんが窓の外を見せてくれると、子ども達から歓声があがりました。
なぜなら美しい森と湖が見える素敵な景色が画面上いっぱいに現れたからです。
その一瞬でアーリーンさんとフィンランドと言う国が子ども達の心を鷲掴みにした感じがしました。
廃材を使ったアートワークを作り発表するときもびっくりすることが起きました。
船を作ってくれた女の子に、この船でどこに行くのと言う質問をしたときに、すぐにフィンランドに行く!と言う答えが返ってきました。
鳥を作ってくれた男の子も、フィンランドから来る渡り鳥で日本に小鳥を育てに来るんだよ、と言う発想が生まれました。
たった1時間しか、しかもオンラインでしか共にしていないのに、アーリーンさんに出会う事やフィンランドの景色を見ただけで、フィンランドと言う国の存在がどれだけ子どもたちの心の中に大きく残ったのかが証明されました。
僕が5、6歳の頃は外国と言えばアメリカ。他の国の意識なんて全くありませんでした。日本以外の人はみんな英語をしゃべるのだとも思っていました。(笑)
そんな自分に比べて、このワークショップに来てくれた子どもたちはフィンランドと言う国があることを意識し、さらに自分が作ったものをフィンランドをつなげると言う素晴らしい発想に至ったのです。
その学びは遊びや創作を通して海外のプロと出会えたからこそ可能になった深い学びです。
言葉で、フィンランドと言う国が北欧と言うところにあって、とても寒くて湖や森とがあるんだよと説明したところで、どれだけ子どもの中にそれが具体的に理解として残るでしょうか。
昨日のワークショップように、セーターを着たアーリーンさんがどれだけ寒いことを示してくれたり、景色を見せてくれたり、そして最後にはフィンランド語でありがとうとみんなで言ってみたりする事でグローバルな意識をつけて行く事が、本当に身になる学びだと感じました。
子どもが発表してくれた中に、グローバルの意識が自然と生まれる瞬間を目撃した時にグローバルワークショップの意図が確認出来ました。