子どもの世界観を垣間見る

アートで日本の親子と世界を繋ぎ

『正解のない時代を生きる子どもたち』の土台を創る

CREATIVE KIDS ACADEMYの松本武士です





昨日は今年最後のグローバルワークショップ、インド編が開催されました!



インドのカルカッタにある、シンクアーツという子どものためのアートに特化したカンパニーによるワークでした。



ワークショップの始めに、インドの国紹介をしてくださり、その文化を表現するのにふさわしい言葉として出てきたのが、



多様性



沢山の民族、言語があるインドはまさに多様性を代表する国の一つ。



さらにどの地域でどんなものが食べられているかフードマップまで見せていただきました。



ワークショップの中では、映像作品『色が逃げたとき』を鑑賞しました。



この物語も、多様な文化社会を反映した作品。



美術館のある絵から毎日同じ時間に色がいなくなってしまうというこのお話は、色が生きているかのように描写された楽しい場面の裏に、



美術館に行けない貧しい人たちにも絵を見せてあげたい、


という色たちの優しく心温まるメッセージが込められていました。



逃げた色たちは、お金持ちにしか見られない絵を誰にでもみられるようにと、町の人通りの激しい広場の壁に絵を描いていたのでした。



多様性とインクルーシブ


というSDGsでも取り上げられている、これからの未来を生きていく上でも必要な大切な大切な価値がしっかりと芯にある物語でした。



そこから絵を描いたり、アイデアを出していくワークを広げていくのはさすがシンクアーツ。



子どもたちは好きな季節を絵に描いて表したり、



自分だけの美術館を作るとしたら、どんな絵を飾るのか、キュレーターという普段は聞き慣れないお仕事についた気分でアイデアを出してみたり、



心もカラダも頭もいっぱい使ったワークになりました。



キュレーターになってどんなアート作品を飾る美術館にしたいですか?



という質問に対して、初めはどんな答えを出すかなあと思っていましたが、



答えていく中に子どもたち一人一人の想いや世界観が見えてきました。



戦隊モノのヒーローの絵を沢山飾る美術館



宇宙船に乗ってたどり着ける、花びらが空に舞い上がっているような美術館



美術館の中は花畑で、少女が海を眺めている絵が沢山飾ってある



など、子どもたちの豊かな想像力が溢れ出る瞬間を目撃しました。




こんな美術館がいつかできるだろうと信じています。


Takeshi

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