子どもの『好奇心』の先にある未来
こんにちは!
アートで日本の親子と世界をつなぎ
《正解のない時代》を生きる子どもたちの土台を創る
Creative Kids Academyのサンダークリフさやかです。
子どもといっしょに外で散歩していると、
「あ!こんな枝見つけた!どうしてこんなカタチになったんだろうね?」
「あそこにトンビが飛んでる!!なんか獲物探してるのかな?」
「すごーい、この木赤もオレンジも黄色もある!一本の木なのになんでにいろんな色になるんだろう?」
と分刻みの発見で忙しい!!(笑)
こんなに小さなカラダ全身で、好奇心いっぱいに世界を味わっている姿が本当に美しいし、観ているといっしょにワクワクします。
と同時に、
こんなふうにさりげなく、とても小さなことに、驚いたり、感動したりすることを、いつ私たち大人はやめてしまったんだろうと思うわけです…
中学生、高校生になり、そろそろ進路を考えなければならない頃になって、
「自分はいったい何に興味があるんだろう?」
と本気で悩んでいる子どもはたくさんいます。自分がなにが好きなのか、なにに向いているのかをしぼり出すように考えなくてはならないそのプロセスが、私自身、高校生のときに本当に苦しかったのを覚えています。
私はいわゆる『優等生』で、勉強は得意、いつも成績はよかったのですが、結局大学で何が勉強したいかわからなかったんです。
せっかくたいていの科目が問題なく理解できても、「自分のことが理解できていないんじゃ、なににもならないじゃないか」と絶望したのを覚えています。
ここに教育システムへのギモンを感じずにはいられません。
どんな小さなことにでも、好奇心をもちながら、よく観て、よく聴いて、よく嗅いで、よく味わって、よく触って、
「私はいったいこれの何が好きなんだろう?」
「ぼくはいったいどうしてこれがキライいだと感じるんだろう?」
と、自分がなにかに対して深く感じ、とことん突き詰めていくことを今の子どもたちにはぜひ続けてほしいです。
アートに触れることはこのプロセスを可能にします。
アートとは決して単に作品づくりをすることではありません。
自分の好きやキライ、ギモンや違和感を出発点に『自分だけの世界を探究することこそ』がアートです。
これからの時代を生きる子どもたちには、この
自分の世界を探求することの延長線上に彼らの未来があるといいな
と心から願っています。
そして、私たち親も子どもたちがなにかに好奇心や興味を持った時に決して見逃さず、いっしょに感動して過ごしたいものです。
今しかない我が子の子ども時代にいっしょに胸を震わせて生きられるような親でいたいな、と長野で過ごす週末、改めて感じています。
Sayaka