子どもを見ればわかる『アートとの関わりかた』
こんにちは!
アートで日本の親子と世界をつなぎ
《正解のない時代》を生きる子どもたちの土台を創る
Creative Kids Academyのサンダークリフさやかです。
私たち大人が子どもから学ぶべきこと、子どもを見習うべきことは本当にたくさんある。
日常のなかでは、どうしても「まだ小さいから」「まだできないから」という視点で子どもを見てしまいがちかもしれません。
幸いにも子どもたちと時間を過ごすことを仕事にしている私は、「子どものほうがよっぽど優れているな」と感じることがよくあります。
その一つが
『感じるチカラ』が私たち大人より何倍も優れていること。
もちろんまだ言葉の語彙は少ないかもしれない。けれど、言葉という道具がまだまだ少ない分、子どもたちは生活のなかで起こることを『感じるチカラ』をフルに使ってとらえています。
だから、お散歩に行っても、
「あ!あの虫見て!」
「あ!あの雲のカタチ、顔みたい!」
「あ!この匂い知っている!!」
と本当に忙しい(笑)美しい発見に溢れてる。
今朝、我が家ではこんなことが起きました。
毎朝私は5時くらいから仕事をはじめます。今朝は芸術学部の学生たちに向けて、作品鑑賞の課題を作っているところでした。
ダンス作品であるピナ・バウシュの名作『春の祭典』をどのように鑑賞したら良いかのガイドを書いていることろに息子が起きてきました。
するとスッと私の膝に座り、黙って、集中して、静かに作品を観はじめたのです。
一瞬、私は、「ちょっとあっきーにはむずかしいかな」なんて思ったのですが、グッとこらえて様子を見ていると、すぐにそんな自分の考えが哀れなものであったことに気がつかされます。
「なんで裸みたいに見える衣裳なんだろうね…」
「なんか土つかってるね」
「あ、急にみんなで同じ動きになったね。すごい勢いだ」
「あれ、男の人も入ってきた」
「あの赤い布、なんか怖いものなのかな…」
と特に私に答えを求めるわけでもなく、ひとり言を言いながら、ずいぶんと長い間観ていました。
実はこれ、専門家の私から見て、完璧なダンス鑑賞です。
芸術を学ぶ学生たちにむけて『鑑賞の仕方』をご丁寧に書いている私の横で、8歳の子どもがみごとに鑑賞をしてみせる。
これは、子どものほうが『感じるチカラ』があるから。だから、できちゃう。
いつのまにか、
私たち大人はアタマだけをつかって世界を理解するようになる。理解している、と思い込むようになる
けれど、
アタマでわかるようなものなんて、たかが知れていて、カラダ全部をつかって『感じて』生きていれば、世の中はもっともっとたくさんの、そして本質的な情報で溢れていると思うのです。
学生にこの話をしてあげよう、と思った朝でした。
アート教育に触れることなく育ってきた私たち日本人はアート(芸術)に対して、ひどく臆病になり、苦手意識をつよく持ちます。
しかし、
本来、アート教育というのは、アートの技術を磨くためにやるんじゃない。
『感じるチカラ』を鍛えるためにやる、生きる練習のためにやるんだ。
本来なら私たち人間のもっとも根底にあるのがアートだと言っても過言ではありません。なぜなら、アートとは本来『感じる』という行為だから。
子どもたちを見ていればわかります。
彼らは、
クレヨンを持たせれば絵を描き、
音楽を流せば踊り、
石ころがあれば物語がはじまる。
誰かを感心させるためでも、何かを「うまく」表現するためではなく、
「そう感じるからやる」
ただそれだけ。
大人だって、もっとそういうふうに生きたらいろいろなことがもっとシンプルに、本当の意味で「理解できるように」なるんじゃないかな。
そして何より、子どもたちが何を感じて、生きてるのかが、「わかるように」なるんじゃないかな。
そんなことを考えた朝でした。
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